インタビュー|長崎の未来をつくる企業で働く人たち
造園業篇
造園業は、「自然」を相手にした、街をデザインする仕事。
造園業は、「自然」を相手にした、街をデザインする仕事。
Yasuhiro Oonuki
大抜 泰廣
現場代理人・主任技術者
西海市で育ち、自然豊かな環境で働きたいと思い、造園業の会社に就職。造園業キャリアは12年以上で、経験も豊富。 現在、現場代理人や主任技術者として活躍している。
この業界に入ったきっかけは?
自然に囲まれた幼少期を過ごし、造園に興味があり、この会社に就職。
実家が田舎ということもあり、子どもの頃から自然と触れ合う機会が多く、木を使って秘密基地やブランコを作るなど自然が大好きな少年でした。
庭づくりが好きな父が、庭先で生垣の剪定をしているのを見て、地元で自然や植物を扱う仕事がしたいと思い、現在の会社に就職しました。
お仕事内容・必要なスキル・やりがいとは?
幅広い仕事は、どれも専門性が高いが、その分、達成感も感じることができる!
造園業と聞くと、庭師と呼ばれる職人を想像する人も多いですが、造園業の仕事は、
公共施設などの庭園づくりをはじめ、街路樹の剪定といった緑化全般の業務を行います。
現在、私は公共施設の緑化や景観の維持、街路樹の植裁などの業務を行っています。
また、現場代理人としては、工程管理や安全管理、資料作成を行っています。
仕事のモチベーションが上がる時は、自分が整備した場所を訪れた人が自然の中でリフレッシュしてもらえる時です。
元々、自然が好きな私にとっては、業務中に自然と関わることができることだけで、造園業への「やりがい」を感じています。
造園業は指示されたことをこなす仕事ではなく、自ら考え、自然空間をつくり出すクリエイティブな側面もあります。
植物は生き物なので、経験に基づく専門知識が必要ですが、
誰でもできる仕事ではないからこそ、達成感を感じることができる仕事だと思います。
これまでの仕事で一番の思い出は?
一番の思い出は、長崎市内の公園緑化です。後日、現場に行くと家族と一緒に笑顔で遊んでいる子ども達を見て、 「やってよかった」と心から思いました。長期で大変な作業でしたが、一気に疲れが吹き飛びました。
これからの目標は?
今後も経験を重ね、皆さまに喜んでいただけるような仕事を続けていきたいと思います。 そして、どんな現場も任せてもらえるよう、さらに専門性を高め、「長崎の緑を守るスペシャリスト」になりたいと思っています。 そのためには、豊富な知識と高い技術が必要とされるので、1級造園技能士の資格を取得したいです。
社内の雰囲気は?
若手の育成も盛んで、女性も活躍できる環境が整っています。
社内は、気軽に話し合える雰囲気があります。 問題が発生すれば社内で共有するので、1人で問題を抱えることはありません。 日頃からコミュニケーションを取っており、現場での作業効率も高まっていると感じています。 私も先輩として、若手への指導を積極的に行っています。 また、弊社では、各部署で女性社員も活躍しています。 女性の意見を取り入れることで、誰でも働きやすい環境を整備しています。
これからこの業界を目指す人へ
造園業は技術が生きる世界です。
細部まで管理の行き届いた美しい景観をつくるには高い専門スキルを持った人材が必要となります。
多くの現場で経験を重ね、造園の知識を高めることが技術向上に繫がります。
入社した当初は聞き慣れない用語や、書類作業など不慣れな事が多く、悩んだ時期がありましたが、
あきらめず経験を重ねることで、できなかった事が少しずつできるようになりました。
自然が好きな人には、この仕事がぴったりだと思います。
専門性が高い仕事ですが、やる気と情熱があればこの業界で活躍できます。
自然豊かな長崎の美しい景観を一緒につくっていきましょう!
私の働く会社はこんな会社です!
造園から植栽のメンテナンスまであらゆるニーズにお応えしています。
女性が活躍できる会社を目指しています。
安全で快適なまちづくりに取り組んでいます。
長崎で造園をメインとして、設計・施工と動物の取り扱い・公園の管理など幅広く行っております。 私達は、自然の中で植物や動物といった「生き物のいのち」を扱う仕事をしています。 植物や動物は、自分の状態を言葉で伝えることはできません。 だからこそ、日々の変化をよく観察し、より良い環境へと導く意志が大切です。 それは1日として同じ日のない、新鮮な経験の積み重ね。 積み重ねた経験は、成長の証です。 時の流れとともに変化していく、いのちの尊さを感じながら、自分達も成長していく。 それが、私達の仕事です。