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現在のお仕事について
「自分たちの仕事が街や暮らしを支えている」
と嬉しさと誇らしさを感じられます。
[平野]私が現在の勤務先を志望した理由は、長崎の建設会社らしく港湾事業に強みがあったから。現在は予算・工程・品質などの管理を担う現場監督をしており、関わる人が多く、また工事金額も大きいことから、「とても大きな仕事をしている」というやりがいを感じています。また、県内のあらゆる地域が仕事場になるので、道や飲食店に詳しくなったり、現場の職人さんや地域の方々との交流ができるといった楽しさもありますね。
[鐘ヶ江]私は営業所の事務員として入社しましたが、今は所長として入札案件に関する積算(工事費用の見積もり)を担当しながら、現場の安全管理にも注力しています。自分の仕事の成果が会社としての受注につながったときは本当に嬉しいですし、弊社が工事を担当した建築物や構造物を目にしたときは「私の仲間がつくった」と誇らしく感じられる瞬間です。
女性の働きやすさ
「育児と仕事の両立は無理」なんてもう古い。女性が活躍できる環境はすでに整っています。
[鐘ヶ江]私が建設業界に入った当時、ある会社の面接時に「子育てしながらは無理ですよ」と手厳しく言われたこともありました。しかし今はそういう時代でもないですし、働き方改革や福利厚生の充実が進んでいます。弊社も「えるぼし認定」という女性が活躍できる企業としての認定を受けていますし、産休・育休、時短勤務、半日有給などを使う社員が増え、柔軟な働き方ができるようになってきました。そういった変化は、業界全体として進んでいる最中だと思います。
[平野]個人的にはもはや3Kと言われる業界ではないと思っていますし、デジタル化やペーパーレス化が進み、タブレットやドローン技術も当たり前のように導入されています。まだまだ女性が少数というのは現実としてありますが、「建設ディレクター」などの女性が活躍しやすい場が積極的に創出されているという雰囲気も感じますね。
今後の展望・目標
技術の進歩や業界の変化に対応できるよう、新しいことを常に学び続けていきたい。
[平野]これからもますます技術の進歩は速くなり、業界的にICT化が進むと思います。ショベルカーやクレーンといった重機の自動運転が普及すれば、現場作業は今以上に安全になりますし、そういった良い変化に対する期待は大きいです。ただ、そういった変化に対応するためには現場でそれらの技術を扱える人材が必要になるので、私自身も学び続けていきたいと思っています。
[鐘ヶ江]入社した際に「女性が働きやすい環境にしてもらっている」と感じていたので、今度は私自身が建設業で働く女性たちをサポートしたいと思っています。今現場で働かれている方々はもちろん、これから入ってくる若い人たちに対しても、できることを見つけて手を差し伸べていきたいです。