アイデアとやる気に満ちた風通しのいい職場で、自分の声が生かされる充実感。私が、ここにいる理由がある。

アイデアとやる気に満ちた風通しのいい職場で、自分の声が生かされる充実感。私が、ここにいる理由がある。

アイデアとやる気に満ちた風通しのいい職場で、自分の声が生かされる充実感。私が、ここにいる理由がある。

二宮 三裕さん

二宮 三裕さん

32歳
愛媛県出身 福岡の短大を卒業後、福岡での就職を経てIターンで長崎へ。
お住いのエリア/波佐見町
勤務先/有限会社マルヒロ
社歴/1年4ヵ月

Q.長崎県で就職を決めた理由は?

マルヒロの商品に一目惚れしました。

私は短大卒業後、福岡で働いていました。マルヒロのポップアップストアが福岡であって、そこで、25歳くらいの時にお気に入りの商品と出会ったんです。
自社の代表的な商品の一つ、ブロックマグなんですけど。コーヒーを入れると熱でカップ表面の文字が消えるようになっていて、面白いと思いましたし、何より私の大好きなアーティストとのコラボ商品だったんです。アーティストとのコラボ商品なんて当時はなくて、かっこいいデザインが新鮮だったのを今でも覚えています。
それで一気にマルヒロのファンになり、ゴールデンウィークに波佐見町で毎年開催されるガレージセールにも通うようになりました。そこには目移りしそうな、面白くて、可愛くて、素敵な商品がたくさん並んでいて、店員も若くて、元気で、おしゃれな印象でした。私も、こういったところで働けたら楽しそうだな、と就職を希望しました。

インタビュー 二宮 三裕さん

Q.現在のお仕事の内容を教えてください。

社長をはじめ、たくさんのスタッフのアイデアに支えられ、
直営店の店長として頑張っています。

マルヒロ直営店の店長業務です。過去の資料を見て売り上げの推移やお客様の動向を把握し、一月毎の売り上げ目標を決めたり、商品を発注したりといった店舗の運営面を任されています。といっても、他のスタッフから意見やアドバイスをもらったり、たくさんの人に支えてもらいながらなんですけど。現在はコロナ禍の影響もあって、なかなかお客様の動向が見えにくかったりもするので、インスタグラムへの投稿も頑張っています。
また、当社には卸担当、OEM担当、デザイナー、出荷担当と様々なスタッフがいて、月に1度は必ず社長を含めたミーティングを行なっています。そこで色々な意見交換をするのですが、社長がとにかくいろんなアイデアを持っている方なんです。社長に引っ張られるようにみんなからそれぞれのアイデアが出てきて、そういった意見は店内ディスプレイを考え直す際の参考にもさせてもらっています。
そして、10月1日には、マルヒロが新しくつくる「公園ヒロッパ」がオープン予定です。これも実は社長のアイデアで、マルヒロにゆかりのあるアーティストがデザインする遊具や、売店などが集まる大人と子どもの遊びの場になります。直営店もここに移転するので、今はその準備も並行して行なっています。
レジャーシートを広げて家族でピクニックしたり、ショップでお買い物を楽しんだり。「公園ヒロッパ」は、誰でも自由に入れる憩いの場なので、ぜひ皆さんも一度足をお運びください。
(取材当時)

インタビュー 二宮 三裕さん

Q.お仕事のやりがいを教えてください。

自分の声が反映される現場は、
この場所にしっかりと私がいることを実感させてくれます。

まずは、お客様との距離が近いことです。お客様と打ち解けあってお電話をいただいたり、自分が手がけたディスプレイやインスタグラムの投稿を見て商品をご購入していただいたときは、行動が実を結ぶ実感があってやりがいを感じます。
また、風通しのいい社内の雰囲気もやる気を起こさせてくれます。マルヒロは、多くの方に知っていただいているなど、ブランドとしての見え方はしっかりしていると思うのですが、だからといって、規律が厳しく四角四面な社風というわけではありません。ミーティングの際の自由な発言もそうですし、みんなお互いを下の名前で呼び合ったりとスタッフ間の距離がとても近いんです。だから、子ども向けの商品をつくるときなどは、実際にお子さんがいるスタッフの声が反映されますし、私も店頭に出る立場から売れ筋商品の組み合わせを提案したことがあります。しかも、意見を出すだけではなくて、それが行動に移されるので、次も頑張ろう、もっとやりたいという気持ちになります。
私が提案した商品の組み合わせは、実際にセットで販売されるようになりましたし、デザイナーではないんですが「デザインをしてみたい」と社長に話したところ、採用してもらいました。これは、デザイナーに限らず色々な部署からアイデアを募集して、毎月一つ新商品を発売する企画の一環なのですが、自分の声が生かされ、さらに、それが形となって残ることはやりがいしかありません。
それと、これはやりがいとは少しズレるかもしれませんが。「公園ヒロッパ」のオープンに伴って、プロのアーティストの方に動画をつくってもらったんですが、それが、実は私とマルヒロを引き合わせてくれたコラボ商品のミュージシャンだったんです。このときはめちゃくちゃテンションが上がりました(笑)。

インタビュー 二宮 三裕さん

Q.休日は主に何をして過ごしていますか?

目的を1つ決めて、それを中心に行動します。

午前中は家でゆっくり過ごし、午後から行く場所を一つ決めてそこを中心にプランを立てて動くことが多いです。例えば、長崎県美術館はよく行ったりしていましたが、「途中でここに寄ろう」とか、「帰りにここで食事しよう」とか。
「公園ヒロッパ」の準備もあったので、ここ最近は色々な公園も見て回っていました。

Q.ライフスタイルの割合を教えてください。

仕事は楽しいですし、やりがいも感じていますけど、ライフスタイルはやっぱりプライベートを充実させたいな、と(笑)。
その中でも一番興味があるのは、ファッションです。波佐見町は福岡と比べるとお店の数は少ないのですが、インターネットでもショッピングできるので、不便は感じていないです。それに、今はコロナ禍であまり移動はできないのですが、福岡までは車で90分の距離なので、行こうと思えばすぐに行けるところもいいですよね。
食に関しては食べ歩きをよくします。住に関して、住むところはどうでもいいというわけではないのですが(笑)。場所よりも時間を大切にしたいと思っています。ワインを飲みながら、好きな配信動画を見るのが好きです。

インタビュー 二宮 三裕さん ライフスタイル

Q.長崎で暮らして、良かったことを教えてください。

食はおいしく、人はあたたかい。

海産物やその土地で採れた野菜や果物などおいしい食材が安く簡単に手に入るのでありがたいです。私の故郷でも海産物はおいしくて、その点、長崎と愛媛は似ていると思います。ただ、内海の愛媛に対して、長崎は外海もあるので、色々な種類の海産物が楽しめて嬉しいですね。福岡もお店で食べる海産物はおいしいのですが、スーパーなどで売っているものはやっぱり長崎の方がおいしいと感じます。
それと、人があたたかいところとゆったり過ごせるところ。店頭に立つ側からすれば、あくせくせずに人とすぐに仲良くなれるのはとてもありがたいです。

Q.長崎で暮らして、困ったことを教えてください。

交通と遊びの選択肢が少ない。

一番は交通に関してです。車が必須と言えるほど、バスの本数が少ないと感じますし、道路も自転車専用道路がないので、ちょっと危ないのかな、と。
あとは、夜が暗いこと(笑)。おかげで早く寝るようになって、健康面ではいいことなんですが、遊びたい時の選択肢を増やしたいとも思います。
それと、これはずいぶん慣れたのですが、長崎に来た当初は方言がわかりませんでした。「おっちゃけた」とか「かっちぇる」とか、なに?ってなっていましたね(笑)。

インタビュー 二宮 三裕さん

Q.これから、長崎で暮らそうとしている若者にエールをお願いします。

仕事と生活の良いバランスがあります。

本当に長崎の人はあたたかくて、距離がすごく近くて、でも相手のことは尊重してくれて、すぐに仲良くなれます。
私も、長崎に来て1年程度ですが、すでに色々な人と世間話ができるようになりました。実際、こんなに早く慣れるとは思っていなかったので自分でも驚いているくらいです。皆さんもすぐに住み慣れて、のびのび楽しく暮らせると思います!
長崎は食事もおいしく、朝は早く起きて夜は早く寝るなど健康的に暮らせるまちです。都会に比べると少し制約はあるかもしれませんが、時間的な余裕は確実にできます。ゆったりと過ごせて、「頑張って働きすぎなくてもいいのだなぁ」とつくづく実感しています。
仕事と生活のバランスの取れた生活が、長崎にはありますよ。

インタビュー 二宮 三裕さん

取材日/2021年8月31日 取材は、ソーシャルディスタンスに十分配慮した上で行なっています。