家族と、友人と近くにいる安心感。ストレスのない毎日が、幸せな未来につながると信じています。

家族と、友人と近くにいる安心感。ストレスのない毎日が、幸せな未来につながると信じています。

家族と、友人と近くにいる安心感。ストレスのない毎日が、幸せな未来につながると信じています。

川原 優希絵さん

川原 優希絵さん

長崎県立大学シーボルト校卒業 24歳
西彼杵郡時津町出身。長崎の学校卒業後、県内就職。
お住いのエリア/南島原市
勤務先/株式会社ミカド観光センター
社歴/1年8か月

Q.長崎県で就職を決めた理由は?

慣れ親しんだ長崎で、あたたかい家族の近くで。
県内就職一択でした。

私は、生まれも育ちも長崎です。そんな慣れ親しんだ長崎の魅力を訪れた方々に発信したいと思っていました。
「県外に出たい」と思ったことは一度もありません。それには、私の親族が家族行事を大事にするということも関係しているかもしれません。月に1回程度、時津町の祖父母の家にみんな集まるのですが、それがあたたかくて、居心地が良くて、大好きなんです。これからもその行事に参加したいと思っていますし、そのためにも、長崎でずっと暮らしていたいと思っています。
また、将来結婚をして子どもを持ったときのことを考えても、親元からあまり離れない方がいいと考えています。あたたかい家族なので、いざという時に頼れるのはすごく心強いです。
そして、出産・子育てから仕事に復帰することを考えても、県内で就職する方がいいと思いました。
家庭を持っても同じ仕事をしたいのですが、魅力を発信する仕事を続けるには、まず魅力を知ることが大事だと思います。その点、たくさんの魅力があり、その魅力に慣れ親しんだ地元長崎での仕事は、きっとこれから先も続けていけると期待しています。

インタビュー 川原 優希絵さん

Q.就職活動で苦労などはありませんでしたか?

活動の苦労より、一人暮らしへの不安。

企業面談会や合同説明会などに参加させていただいていましたので、就職活動での苦労はありませんでした。
それよりも、私は時津町から南島原市へ来ることになるのですが、親元から離れて一人暮らしをすることに対する不安がありました。最初は両親も「なんでわざわざ南島原市に行くの?もっと近くで探したら?」と言っていましたし(笑)。
でも、就職活動を通じて、本当に今の会社に惹かれていったんです。当時学生だった私たち一人ひとりの話を丁寧に聞いてくださったり、実際の社員の方々との座談会では、働き方や暮らし方がリアルに想像できました。内定後もしっかりとフォローアップをしていただいて、次第に不安もなくなっていきました。
親元を離れるとはいえ、寮生活。食事も昼食、夕食付きなので、両親も安心して出してくれました(笑)。

Q.現在のお仕事の内容を教えてください。

レストランのスタッフとして、
お客様に料理と長崎の魅力を提供。

雲仙みかどホテルの中にあるレストラン「百福豊穣」で、ホールスタッフとして働いています。地鶏や野菜など、地元島原の食材をはじめ、長崎県内の食材を用いたメニューが充実しており、お客様にお料理を提供するとともに、地元の食材の特徴や他の食材とは違う魅力を発信しています。

インタビュー 川原 優希絵さん

Q.お仕事のやりがいを教えてください。

自分の案内が、少しでもお客様のご満足につながれば。

ただ食事をしていただくだけではなく、私の持っている食材の知識を伝えることで、料理に付加価値をつけてお召し上がりいただき、喜んでもらえることです。例えば、壱岐の郷土食品である「壱州豆腐」。これは縄で結わえて持って帰れるほど固いことが特徴なんですが、それだけ旨味も凝縮されていて、大豆の甘さが口いっぱいに広がるのが魅力だと思うんです。そんな内容を客様にお伝えしたり、また、メニューを迷われている方と一緒にお料理を選んだり、「お客様に料理だけでなく、情報も伝えよう」という店舗のコンセプトを少しでも実現できるよう取り組んでいます。
お客様が帰られる際、「美味しかったよ」とか「いいものが食べられたよ」と言ってくださる時は、特にお話をさせていただいてよかったと思います。

インタビュー 川原 優希絵さん

Q.休日は主に何をして過ごしていますか?

リフレッシュもかねて、魅力を再発見。
月に一度の家族との時間も楽しみです。

同期の人や後輩たちと長崎の観光地に遊びに行ったり、島原市内にあるケーキ屋さん巡りをしています。リフレッシュの意味合いもあるのですが、魅力の再発見にもつながっているように感じます。 私の同期には福岡や熊本など県外出身者が多いのですが、そんな人たちと観光地に行くと、たとえ行ったことのあるところでも違った良さが見えてきたりもします。「長崎っていいところだよね」と言ってくれる人もいて、長崎で暮らしていて本当に良かったと思える瞬間です。
もちろん、月に一度連休があるときには、実家に帰って家族と過ごしています。

Q.ライフスタイルの割合を教えてください。

同期との時間は、休憩時間にリラックスしたり、仕事の申し送り事項をしたりと、自分の中では結構重要な時間です。
家事は寮生活での掃除や洗濯など。食事は出してもらえるので炊事の必要はありませんが、それでも親のありがたさを感じます。
あと、嬉しいのがバスタイム。雲仙みかどホテルは温泉宿で、「美人の湯」と言われるみかどのお湯に、毎日入ることができます。

インタビュー 川原 優希絵さん ライフスタイル

Q.長崎で暮らして、良かったことを教えてください。

家族や友人との距離が近いこと。
心の距離も近いと実感。

家族だけでなく、同級生やお世話になった方にもすぐに会いに行けたり、会いに来てくれたりできるところです。
私が働いているからと、祖父母も宿泊に来てくれましたし、友だちもホテルを利用したいと連絡をくれます。そんな時はシフトを調整してもらって、私が接客できるようにしてもらえます。 そんな人とのつながりやあたたかさを実感できるのは、やっぱり長崎だからだろうと思います。
また、学生から社会人へと住む地域は異なりましたが、同じ長崎なので環境の変化は大きくなく、ストレスなく過ごせているのも長崎で暮らして良かったと思うところです。

インタビュー 川原 優希絵さん

Q.長崎で暮らして、困ったことを教えてください。

長崎にはないお店に行きたくなる時もあります。

テレビで取り上げられたり、話題になっているお店に行きたいと思った時、長崎にはないことがあります。 でも、そんな時にも熊本に気軽に行ける環境なので、特別困っているという訳ではありません(笑)。
実は、熊本までは島原からフェリーで1時間以内。学生の頃はよく福岡に行っていましたが、今ではもっぱら熊本に遊びに行っています。

Q.これから、長崎で暮らそうとしている若者にエールをお願いします。

やっぱり、長崎はいいところ。
その良さをもっと多くの人に知ってもらいたい。

長崎県外の人と巡るとよくわかるのですが、見慣れた風景や知っている毎日の中にも、実は素敵なことがたくさんあります。
楽しいイベントや美味しいグルメ、素晴らしい観光地など、長崎の良さは他県の人が羨むほどです。
そんな魅力をぜひ多くの人に知ってもらいたい。長崎で暮らす人が増えれば、魅力を伝える人も増えます。魅力が伝われば、長崎で暮らす人もさらに増えていくと思います。そんな好循環をつくっていけたらと思います。

インタビュー 川原 優希絵さん