サブリーダーとして臨機応変に対応してオペレーターを支援

サブリーダーとして臨機応変に対応してオペレーターを支援

サブリーダーとして臨機応変に対応してオペレーターを支援

シリーズ『新時代を担う若き社員の挑戦』
長崎県内の企業では若い方が、それぞれの個性や能力を生かして様々なフィールドで活躍しています。
第3回は「オリックス生命保険株式会社」。
サブリーダーに立候補し、若いうちからメンバーの育成・支援業務を行う社員をご紹介します。 先輩の姿から自分自身が長崎でキラキラと輝く未来をイメージしてみませんか。

本社機能の一部を担う地方拠点として開設されたオリックス生命保険の長崎ビジネスセンター。カスタマーサービス部の野田さんは、サブリーダーとしてユニット内のオペレーターをサポートしたり、自らお客さまからの電話応対をしたりすることもあります。入社2年目という早い時期にサブリーダーに立候補。入社年次に関係なく、やる気と個々の努力に応じたステップアップが可能な環境です。コールセンターを運営・管理する業務内容や、地元就職に至ったきっかけ、充実した福利厚生、今後の目標などについてお話を伺いました。

野田 亜実さん

オリックス生命保険株式会社

野田 亜実さん

カスタマーサービス部 長崎コールサービス第2チーム
長崎県長崎市出身 入社5年目

サブリーダーとしてオペレーターをまとめる

Q.まずは野田さんの担当している仕事内容について教えてください。

お客さまや代理店からのお問合せに対応するカスタマーサービス部に所属しており、主に保険金・給付金請求に関するご相談を担当するユニット(6~8名のグループ)のサブリーダーとして勤務しています。サブリーダーはオペレーターがスムーズに応対できるようフォローしたり、質問に回答したり、他部署との連携業務を行ったりします。もちろん、自ら受電業務を担当することもあります。お電話いただくお客さまは、病気や怪我で大変な思いをされて不安な気持ちを抱えていらっしゃることが多いので、少しでも安心していただけるよう的確かつスムーズに、お客さまに寄り添った電話応対を心がけています。

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Q.オペレーターという、声だけで情報を伝える仕事は難しそうですね。

そうですね。現在はお客さまの利便性向上のため、書面だけではなくオンラインでの申請受付が普及しています。ただご高齢の方だとなかなか操作が難しい場合があり、お電話で一から操作方法をお伝えすることもあります。一方で時間がない中お電話いただくこともあり、簡潔な説明が求められる場面もあります。オペレーター用の電話応対マニュアルは用意されていますが、お客さまやご相談内容に合わせて臨機応変な応対が求められます。また入社後も様々な業務知識を増やしていくことが大切です。当社は研修の機会が充実していて、資格試験を受験する際の費用補助もあります。上司や先輩が丁寧に教えてくれるため、着実に知識を身につけることができます。

Q.入社2年目からサブリーダーをされているのは社内でも早い方とのことですが、こちらは公募制なのでしょうか。

はい。年齢やキャリアに関係なく手を挙げることができ、上司との面談を経てサブリーダーに選ばれました。入社当初、右も左も分からなくて不安な自分を、当時のサブリーダーとリーダーがやさしくフォローしてくれたことが印象的でした。先輩たちが質問にすぐ答えてくれ、オペレーターの不安を取り除いてくれる姿がかっこよかったです。そこでまずはオペレーターとしてきちんと結果を残してから、サブリーダーに立候補しようと考えました。目標を見据えながら日々精一杯仕事に励む中で、念願だったオペレーターの年間表彰で1位を獲得。先輩の後押しもあり、サブリーダーになることができました。他のオペレーターのサポートが業務の中心となりましたが、お客さまの電話応対の経験を生かすことができています。

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企業説明会がきっかけで仕事に関心

Q.長崎市出身で、地元の外国語大学に進学した野田さん。もともと海外や外国語に興味があったのでしょうか。

高校時代に韓国から転校してきた友人がいて、簡単な韓国語を教えてもらう機会がありました。仲良くなる中で、もっと相手の母国語で話したいという気持ちが強くなり、韓国語を勉強するため長崎外国語大学に進学しました。大学4年間は希望通り韓国語を学習。1年間ソウルの大学に交換留学する機会に恵まれて、現地ではいろいろな韓国人の方と交流しました。卒業前に、韓国語能力試験(TOPIK)の最高級となる6級を取得することができました。

大学には実家から通っていたので、交換留学で初めて実家を離れて暮らす経験をしました。その時期は本当に長崎が恋しくて、母の手料理や、話を聞いてくれる姉の存在の大きさを改めて感じました。そうした中で、卒業後も長崎に残って働きたいと自然と考えるようになりました。

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Q.オリックス生命保険に入社したきっかけについても教えてください。

交換留学を終えた3年生の春頃、祖父からオリックス生命保険の長崎ビジネスセンターの求人広告を見つけたと知らされ、企業説明会に行ってみたらと誘われたんです。当時は中途採用の募集しかなく、また私自身コールセンターや保険の仕事にほとんど興味はなかったのですが、軽い気持ちで参加しました。実際の仕事の話を聞いたり職場を見学したりする中で、会社の雰囲気の良さを感じて、もっと知りたいという気持ちが湧きました。その後、他社のコールセンターのインターンシップや説明会にも参加しましたが、最終的には一番自分に合っていると感じたオリックス生命に入社することができました。

長崎ビジネスセンターで働く社員の約9割は女性社員で、最初は人間関係をうまく築けるか心配していました。しかし実際に入社すると皆さんとてもフレンドリーで、明るくハツラツと仕事に励んでいます。もともと長崎での就職を希望していたので、実家から通いやすい勤務場所で助かっています。最近は九州新幹線の開通など、街が進化しているのを肌で感じているので、そうした面でも地元に残って良かったと思います。

Q.会社の福利厚生もとても充実しているそうですね。

一年に一度、5日間連続の休暇を取得することができる「リフレッシュ休暇」があります。私は毎年この休暇で家族みんなと予定を合わせて、旅行に出かけています。熊本県の天草や、大阪、あとは京都にも足を運んだことがあります。土日を組み合わせると1週間以上の長期休暇がとれるため、一度に複数箇所の旅行ができて嬉しいです。また社会人になってから、劇を鑑賞するのが趣味になりました。関東・関西や福岡で開催されることが多く、その日を楽しみに仕事を頑張っています。

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将来のキャリアアップを具体的にイメージ

Q.今後の仕事における目標を聞かせてください。

オペレーターとリーダーを繋ぐサブリーダーの仕事はとても充実感があり、もっと今の仕事を極めていきたい気持ちがあります。そして知識と経験を積み重ねた上で、さらなるキャリアアップとしてリーダーを目指していきたいです。実際に同じくらいの年齢でリーダーを務めている方もいて、入社年次に関係なくチャレンジすることが可能です。将来のキャリアアップを具体的にイメージできる環境だと思います。

Q.後輩へのエール

大学時代は韓国語をずっと勉強してきて、当時はまさか自分が保険会社に勤めることになるとはまったく予想していませんでした。きっかけになったのは、企業訪問や説明会に参加したことです。実際に行動する中で、自分のやりたいことや興味があることが見つかると思うので、ぜひ学生の皆さんはそうした機会に積極的に参加してほしいです。きっと新しい進路が見つかるはずです。

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取材日/2023年2月8日 取材はソーシャルディスタンスに十分配慮した上で行ない、撮影時のみマスクを外しています