シリーズ『長崎でもっと自分らしく働く』を4ヶ月に渡ってお届けします。
第3回は「株式会社イシマル」で、システムエンジニアとして企業のシステム開発・保守を担当する社員の方をご紹介します。
先輩の姿から自分自身が長崎でキラキラと輝く未来をイメージしてみませんか。
オフィス家具や事務用品、システム開発などで企業のソリューションをサポートするイシマル 。2021年には本社オフィスを全面リニューアルし、新しい働き方と快適なオフィス環境を実践しています。2020年に入社した川上さんは、システムエンジニアとして企業のシステム開発・保守を担当。業界ならではのニーズに合わせてきめ細かく対応します。生まれも育ちも山口県で、オンラインで長崎の企業情報を探す中、イシマルの掲げる社是や会社としての方向性に共感。インターンシップを経て入社を決意しました。仕事内容や職場環境、入社までの経緯と充実した社員研修、縁のなかった長崎での新しい暮らしなどについてお話を伺いました。
株式会社イシマル
川上 由香里さん
ソリューション営業部・システム開発課 システムエンジニア
山口県出身 入社4年目
技術も知識も日々勉強。素早いレスポンスで信頼を得る
Q.まずは川上さんの担当している仕事内容について教えてください。
当社はDX化やオフィス家具・OA機器の導入支援、システム開発などのビジネスソリューションにより、様々なアプローチで企業の課題解決を行います。私はシステムエンジニアとして、お客さまの業務内容に合わせたシステム開発や保守業務を担当。一例として、商品の販売管理システムや経理システム、商品流通システムなどがあります。システムエンジニアは本社を拠点に、県内外の企業とやりとりします。営業担当者が窓口の中心となりますが、細かな調整や確認など直接やり取りすることもあります。システム導入後にお喜びの声をいただけると嬉しいですし、お困りごとの解決の力になれると、頑張ってよかったなと思います。
Q.仕事をする上で大切にしていることはありますか。
とにかく日々勉強が大切だと感じています。システム開発の技術的な部分はもちろんですが、お客さまの業界ならではの用語や、専門的な業務工程やその課題を把握していくことが必要です。既製品のシステムを販売するのではなく、一からお客さまに合わせて開発するケースが多いので、細かな打ち合わせを重ねながら納得いただける内容を目指します。また当社は設立から50年を迎え、長くお付き合いさせていただいている企業が多くあります。引き継ぎを受けてプレッシャーを感じることもありますが、素早いレスポンスを心がけて信頼関係を築いています。
Q.2021年には本社オフィスを全面リニューアル。新しい時代に合わせた働き方を、まずは自社で導入したそうですね。オシャレで居心地が良い空間ですが、実際に働いていかがですか。
すごく良い環境で働くことができているなと実感しています。以前よりも緑が増えて、リラックスできる空間です。当社は新しいソリューション技術をお客さまに提案していますが、まずは自社で取り入れて実際に体感することを大切にしています。実践して納得した上で、使用感とともにご説明します。そういった新しいものを積極的に受け入れる企業風土が、会社全体としてあると思います。
会社の目指す方向性と自分の価値観が一致
Q.山口県出身の川上さんですが、どのような経緯があって長崎で就職されたのでしょうか。
もともと生まれも育ちも山口で、実家から通学できる大学に通っていました。高校卒業時は特に目標が定まっておらず、とりあえず資格を取ろうと教育学部へ。人との関わりの中でコミュニケーション力は向上しましたが、卒業後は企業に就職しようと考えて、3年次から就職活動を開始しました。最初はとにかく業種や業界を絞らず、いろんな企業の説明会やインターンシップに参加。働く場所としては、婚約していた夫が山口から長崎にUターンして働いていたので、私も長崎の企業を中心に探しました。
遠方ということもあり、企業情報は主にオンラインで収集。そうした中でスムーズに見つかったのがイシマルで、まずホームページの分かりやすさが好印象でした。さらに企業として掲げる、日々の成長を目指す社是「日新」や将来のビジョン、「お客さまのために最善をつくす」というスローガンなどに魅力を感じて、企業として目指す方向性の部分に共感したことが志望に繋がりました。
Q.入社前にインターンシップにも参加したそうですね。
2日間という短い期間でしたが、1日目は会社の事業を深く知る座学が中心で、2日目は実際に営業の方に同行する充実した内容でした。普段の仕事を間近で見ることができて、先輩社員の方が仕事の楽しいことも苦しいこともありのまま教えてくれたのが印象的で、より一層この会社で働きたいと感じました。他にも長崎の企業のインターンシップに参加しましたが、イシマルが第一希望であることは変わりませんでした。
Q.エンジニアとして全く未経験からの入社となりましたが、どのように仕事を覚えていきましたか。
情報系の学部出身ではなくゼロからのスタートで、正直最初は不安もありましたが、入社して最初の2ヶ月は外部での研修があり、そこでみっちり情報分野の知識を学ぶことができました。社内に戻ってきてからも、簡単な作業から少しずつステップアップしていくので、徐々に成長しながら仕事を覚えることができる環境です。入社して3年目くらいから、やっとメインの担当者としてお客さまと直接やり取りできるようになりました。また入社後に勉強を重ねてITパスポートの資格を取得。今後も着実にスキルアップして、基本情報技術者の資格を取得したいです。
仕事と育児を両立し、ゆっくりマイペースな旅行も満喫
Q.長崎での暮らしはいかがですか。
これまで縁のなかった長崎ですが、観光地が長崎市内中心部に密集していて、たくさんのお店が集まっているので、休日に遊びに行く場所に困りません。特にお気に入りは、住んでいる諫早からも近い大村公園です。春の桜がとてもきれいで、毎年見に行きます。また先日は大分まで足を伸ばして温泉旅行を満喫しました。旅先ではあまり予定を詰め込まず、ゆっくりと過ごすタイプです。長崎に来たタイミングでコロナ禍となりあまり旅行できなかったので、これから計画を立てて、九州のいろんな場所を観光したいです。
Q.現在は子育てをしながら働いているそうですね。
2022年から出産・育児に伴う休業を取得して、昨年職場に復帰。現在は9時から17時までの時短勤務で働いています。仕事と子育てを両立している社員は珍しくなく、男性社員で育休を取得している方もいます。福利厚生が充実しているので、無理なくバランスを取りながら、自分らしく仕事を続けられる環境だと思います。
Q.今後の仕事における目標を聞かせてください。
現在はソフトウェア開発が業務の中心ですが、今後はもう少しハードウェアの分野の知識を得ていきたいです。当社にはハードウェア専門の担当者もいますが、ある程度自分で把握しておけばお客さまからの問い合わせにスムーズに対応できます。現在は時短勤務で子育ても忙しく、なかなか資格取得のための勉強が難しいですが、もっとエンジニアとして経験を重ねてスキルアップしていきたいです。
Q.後輩へのエール
私は業種や業界を絞らなかった分、多種多様な企業の説明会やインターンシップに参加しました。その前段階として、しっかり自己分析を深めておくことが重要だと思います。どういった仕事がしたいのか、何が得意なのか。深堀りしていくことで、自分に合った企業が徐々に見つかっていきます。また説明会やインターンシップは企業の方と話す貴重な機会なので、積極的に質問するのがオススメです。
取材日/2024年1月31日 取材はソーシャルディスタンスに十分配慮した上で行ない、撮影時のみマスクを外しています