着実に技術を身につけお客さまの困りごとをシステムで解決する

着実に技術を身につけお客さまの困りごとをシステムで解決する

着実に技術を身につけお客さまの困りごとをシステムで解決する

新シリーズ『理系を生かして活躍する』を4カ月にわたってお届けします。
第2回は「NBC情報システム株式会社」で、自治体の人事給与システムの対応を担う社員の方をご紹介します。
先輩の姿から自分自身が長崎でキラキラと輝く未来をイメージしてみませんか。

地域に密着したIT企業として、システムの開発や導入、保守などを担うNBC情報システム。自治体や民間企業、福祉・医療機関向けのサービスを提供しています。システムエンジニアの田森さんは、自治体の人事給与システムを担当。導入後の問い合わせ対応や打ち合わせの議事録作成などを通じ、専門知識を身に付けながら、少しずつスキルアップしています。さまざまなニーズにシステムで応える業務内容や入社のきっかけ、大学時代の学び、長崎の自然を満喫している休日の過ごし方などについて、お話を伺いました。

田森 萌衣さん

NBC情報システム株式会社

田森 萌衣さん

ソリューションシステム本部
長崎市出身 入社2年目

自治体向けの人事給与システムの導入・運用を支援

Q.まずは田森さんの担当している仕事内容について教えてください。

ソリューションシステム本部は、自治体向けの内部情報を管理するシステムの導入、保守、運用を担っています。私はシステムエンジニアとして、人事給与システムに携わっています。入社2年目の現在、自治体の職員からの問い合わせや、制度改正に伴うリリース作業を担当しており、上司のサポートを受けながら業務に取り組んでいます。システムに関する知識はもちろん、自治体の給与、人事に関する仕組みや制度について理解する必要があり、まだまだ勉強中です。

新しい自治体のシステム導入にも関わっており、打ち合わせに参加。議事録の作成を担当しており、必要な情報をできるだけ簡潔にまとめられるよう心がけています。自治体のシステムに長年携わっている上司がおり、あらゆる質問に的確に答えてくれます。時間はかかると思いますが、私もシステムや制度の理解を深め、上司のような対応力を身に付けたいです。

Q.仕事の中でやりがいを感じるのはどういう時ですか。

以前、小規模なオプションシステムを担当する中で、お客さまから問い合わせを受ける機会がありました。それまでは上司につなぎ、回答してもらうことが多かったのですが、そのシステムについての理解が深まっていたので、自分の考えを持った上で上司に確認、回答することができました。その時は自分のできることが増えた嬉しさと同時にやりがいを感じました。もっと自分だけで対応できることを増やし、自信につなげていきたいと思っています。

写真②

Q.2021年に完成したNBC長崎放送の社屋内にオフィスを構えていますが、職場の環境はいかがですか。

どのデスクでも仕事ができる「フリーアドレス」が特徴的。終業時間になると、仕事道具を各自のロッカーに片付けて退社するため、きれいな状態が自然と保たれており、良い職場環境です。先輩や上司は優し人ばかりで、入社当初に何をすればいいのか分からず悩んでいたとき、頻繁に声をかけてくれ、とても心強かったです。

また、フレックスタイム制を導入しており、午前10時から午後3時のコアタイムを除く勤務時間は自由に調整できます。私も通院に合わせて始業時間を早めたことがあります。月単位の就業時間に合わせ、柔軟に働くことができ、自分らしい働き方の実現につながっています。

システム開発の達成感と職場の雰囲気が入社のきっかけ

Q.長崎市出身の田森さんは、普通科高校卒業後に地元大学へ進学。情報系の学部を選択されたそうですが、どのような理由があったのでしょうか。

高校時代、将来やりたいことが定まっておらず、進路について先生に相談。ニーズがさらに高まるであろう情報系の学部を志望し、地元の大学に進学しました。同級生に情報分野の授業を受けていた商業科出身の学生がおり、普通科高校出身の私は遅れをとっているようで、苦手意識がありました。2年生のときには、コロナ禍で講義がすべてオンラインになり、ますます苦労しました。ただ、対面講義が少人数で再開した後は丁寧に教わることができました。特に情報データベース分野の講義が楽しく、お世話になった先生のゼミに所属しました。

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Q.NBC情報システムに入社したきっかけを教えてください。

就職活動を始めたとき、自分の働く姿がうまくイメージできませんでした。まずはインターンシップに参加してみようと、3年生の夏にNBC情報システムで15日間、お世話になりました。コロナ禍でオンラインでしたが、画面共有機能を使ってシステム開発などを体験。かなりの要素が凝縮されて難しい内容でしたが、社員のサポートを受けながら、苦労しながらも完成させることができました。達成感と楽しさに満たされるとともに、社員の優しさに触れ、会社の雰囲気の良さを感じました。インターンシップの後も情報系の企業を中心に企業説明会などに参加しましたが、NBC情報システムが第一志望でした。また、当初から生まれ育った長崎県で働きたいと考えていました。

Q.入社後の研修はいかがでしたか。

はじめの1ヶ月間で各部署の仕事内容の基本を学び、その後はシステムエンジニアとして新人研修を2ケ月ほど受け、現在の部署に配属。情報分野の基礎知識は大学時代に身に付けたつもりでしたが、テキストベースの知識を業務で使うには、経験が必要だと実感。業務を重ねる中で、紐づいてくる知識もあり、焦らず取り組みたいと感じています。NBC情報システムは、研修の機会が充実しており、先日もネットワーク関連分野の外部研修を受講しました。仕事をしながらスキルアップできる環境があります。

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自然豊かな長崎を満喫して体も心もリフレッシュ

Q.長崎での暮らしはいかがですか。また休日の過ごし方についても教えてください。

長崎の良いところは、山や海をはじめ、自然がすぐ近くに感じられることだと思います。休日はドライブがてら、自然を満喫できる場所を訪ねています。先日は雲仙市のテントサウナに足を運び、体も心もリフレッシュしました。私はもともと家でじっとしていられないタイプ。仕事は月曜から金曜までの内勤業務が中心なので、休みの日は予定がなくても、車に乗って一人で出かけています。

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Q.今後の仕事の目標を聞かせてください。

今はシステムに関するお客さまからの問い合わせを上司につなぐ立場なので、今後はもっと自分で対応できるようになりたいと思っています。そのためにはシステムにもっと触れることが必要だと思っています。現在、新しいシステムの導入作業に携わっており、少しでも多くの知識を身に付けられるよう、心掛けています。業務内容を理解し、目標を達成できた時の喜びが日々の原動力になっています。

Q.後輩へのエール

自分に合う企業を就職サイトや合同企業説明会で探すことも大切だと思いますが、私はインターンシップに参加することをお薦めします。具体的な業務内容など、体験しないと分からないことの理解が深まるはずです。また、私は業務が大変でも周囲の環境や、そこで働く人が良ければ頑張ることができると考えていました。インターンシップは、企業の雰囲気を知ることもでき、積極的に参加してほしいです。

写真⑥

取材日/2024年9月4日