シリーズ『長崎でスタイリッシュに働く』を4カ月にわたってお届けします。
第2回は、「AIG損害保険株式会社」長崎支店で営業職として働いている社員の方をご紹介します。
先輩の姿から自分自身が長崎でキラキラと輝く未来をイメージしてみませんか。
AIG損害保険長崎支店で勤務する平野さんは、社員として働きながら将来的に保険代理店として独立を見据えるICA(Independent Career Agent)社員制度で入社。最長5年間、損害保険の新規顧客開拓を行いながら、プロの営業マンとしてのノウハウを身に付けます。アポ取りから提案まで、1日のスケジュールは自分次第。行動量にこだわりながら、効率的な業務を工夫しています。現在の仕事内容や就職活動、生まれ育った長崎での暮らし、これからの展望などについてお話を伺いました。
AIG損害保険株式会社
平野 太陽さん
九州・沖縄地域事業本部 長崎支店
長崎県出身 入社2年目
保険の営業マンとして、人とのつながりや関係性を大切に提案
Q.まずは平野さんの担当している仕事内容について教えてください。
長崎支店のリスクコンサルタントとして、主に法人向けの損害保険の営業を担当しています。お客さまは建設業や運送業の企業が中心で、長崎市内と西彼杵半島エリアを中心に回っています。法人企業に対して新規提案を行うため、電話でアポを取った上でご提案にお伺いします。基本的な勤務時間は決まっていますが、その中でどのようなスケジュールを組むのかは自分の工夫次第です。空き時間には小まめにアポ取りをしながら、1日の行動量にこだわっています。忙しい仕事だと思いますが、それを覚悟した上で入社したので、個人の裁量が大きな働き方は自分に合ってやりがいがあると感じます。
Q.仕事をする上で大切にしていることはありますか。
保険を販売するよりも、まずは自分自身を知ってもらうことを大切にしています。どれだけ優れた保険商品でも、印象の悪い人と契約しようとはなりません。アイスブレイクの時間を大切に、人対人の関係性を築き上げていきます。事前に企業のHPなどを下調べしますが、経営者の方と直接会うことで初めて人柄の部分まで知ることができます。もちろん感じ方や捉え方は人それぞれなので、合う合わないもあるかと思います。その上で、とにかく「嫌われないこと」を心がけています。
Q.やりがいを感じるのはどんな時ですか。
保険という目に見えない商品の価値を伝えるのは難しく、そもそも保険の営業に対してあまりいいイメージは持たれていないことも多くあります。私の場合、アポ取りの電話を100件しても、実際に会えるのは3、4件です。だからこそ実際に会ってご提案できるのは本当にありがたいですし、100%のご提案ができるよう力を尽くします。そして契約に結び付けば終わりではなく、その後も継続的にサポートさせていただき、実際に保険を使われた際に「ありがとう」という言葉を頂けると大きなやりがいを感じます。それが心の支えになっています。
保険代理店としての独立を見据えた制度を活用して入社
Q.長崎市出身の平野さんは小さい頃から野球に打ち込み、高校では県代表として念願の甲子園出場を果たしたそうですね。
ずっと目標としていた甲子園に出場することができて、その後は燃え尽き症候群になりましたね(笑)。卒業後は大学に進学して野球を続けるつもりでしたが、これ以上の喜びはないのかなと気持ちの区切りがついたので、そのまま就職することにしました。
地元に貢献したい気持ちが強くあり、求人のあった県内企業に入社。5年ほど勤めた後に同じく県内のIT企業に転職したのですが、そこで営業マンとしてのイロハを学び、高い成績を残すことに仕事のやりがいを強く感じました。さらに自分を高められる環境を求める中で見つけたのが、AIG損害保険の採用募集でした。
Q.平野さんは、保険代理店業での独立を見据えたICA社員として入社したそうですね。
ICA社員は、最長5年間での独立を前提として勤務する育成制度です。会社に所属して新規顧客の開拓を行いながら、損害保険のプロとしてのノウハウを実践的に学べる点が魅力的でした。私はやりたいことはなんでも挑戦してみたい性格で、いつかは長崎で自分の会社を立ち上げたいと考えていました。そんな自分にぴったりの募集内容だと感じて、保険の知識はほとんどありませんでしたが迷わず応募しました。
営業活動を通して、多種多様な企業の経営者の方とお会いする機会があります。将来自分が独立する際の参考になるお話が多く、自分にとって得るものが大きい仕事です。
Q.入社して最初の2カ月間は研修期間だったそうですが、いかがでしたか。
座学と先輩社員の営業同行にみっちり取り組み、大変な2カ月間でした。あまり勉強が得意でなかったこともあり、複雑な保険制度や商品を覚えるのにかなり苦労しました。毎日帰宅後も勉強していましたし、それは今も続けています。また、定期的に保険商品が改正されていくので、常に知識をアップデートしなければなりません。
長崎支店はベテラン社員の方が多く、20代の社員は私だけですが、皆さん親身に指導してくださりとても働きやすい環境です。また長崎だけではなく、同じ九州エリアにも優秀な営業社員の方々がいるので、いい刺激を受けています。年間休日は120日以上で残業時間も短いため、仕事とプライベートをうまく両立できています。
生まれ育った長崎で、自由な会社を立ち上げたい
Q.地元の長崎での暮らしはいかがですか。
新幹線が開通したり、新しいスタジアムができたり、ここ数年は長崎県が大きく盛り上がっているタイミングだと感じます。そうした中で、育ててもらった恩返しというか、自分も何か貢献できればと考えています。また営業マンとしてさまざまな方とお会いしていると、親身に話を聞いてくださる方が多く、長崎の人のあたたかさを実感します。
Q.休日の過ごし方についても教えてください。
休日はよくスポーツ観戦をしていて、プロ野球の試合観戦で福岡まで足を運ぶこともあります。高校まではプレーする側として野球に熱中していましたが、今は観る方が気楽でいいかなと思います。長崎スタジアムシティはまだ行ったことがないので、いつかサッカーやバスケットボールの試合観戦を楽しみたいです。
Q.今後の仕事における目標を聞かせてください。
保険営業は知識がなければ始まらないので、常に勉強を欠かさず、お客さまへのご提案に活かしていきたいです。そして将来は独立して、長崎で一番自由な会社を作りたいと考えています。これからも明確な目標を掲げて、一つ一つ着実に達成していきたいです。
Q.後輩へのエール
過去を振り返ると、私は高校卒業時に具体的な夢や目標がなくて不安でしたが、年齢や経験を重ねる中で徐々に進みたい道がはっきり見えてきました。学生の皆さんも目の前のことに集中して、やりたいことに向かっていってほしいです。進みたい道が見つかるきっかけは、些細なものかもしれません。私が営業マンに興味を持ったのは、テレビドラマがきっかけでした。自分なりの気付きを大切にしてほしいと思います。
取材日/2024年12月25日