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まちブログ
長崎からエールを

いま伝えたい、モルックの魅力。

この記事をご覧のみなさん、こんにちは。

まちブログライターの長野(ちょーの)です。

いつもは「物事の本質は~」的なガッチガチの口調で筆を執らせていただいているのですが、今回はインタビューではないので弾むような感じで書き進めていきたいと思います!

「モルック」をご存知ですか?

(立ち並ぶスキットル)

「モルック」と呼ばれる円柱型の木の棒を投げて、「スキットル」というこれまた円柱型の木の棒を倒して得点を競い合うスポーツ。これがモルックです。

競技の名称はモルック、投げる棒もモルック、なのに倒される棒はスキットル。なんだかややこしいですね。(ちなみに、投げる場所を示す「モルッカ―リ」たるものもあるらしい…!)

フィンランドで誕生したこのスポーツは、近年日本国内でも急速な広がりを見せているニュースポーツ。今回は、このモルックの魅力と、その魅力を伝える活動をしている若者たちについて紹介させていただきます!

「モルック」の魅力

(小学生と一緒になってはしゃぎました。)

交互に投げて、先に50点に到達したチームが勝ち。勝負は意外とシンプルですが、こんなルールがあります。

・スキットルが1本倒れた場合は、書かれた数字が点数になる
・スキットルが2本以上倒れた場合は、倒れた本数が点数になる

ここまで聴いた感じだと、数を数えられれば良さそうです。

しかし!

・50点を越えてしまった場合は25点に逆戻り
・3回連続で1本も倒せなかった場合は失格

僕が初めてモルックをプレイしたとき、ことごとくこのルールに苦しめられました。倒すほどスキットルの位置は遠くなるし、相手チームのスコアも意識しないといけないし、何より対戦相手の小学生にめちゃくちゃ煽られます。強靭な肉体は必要ありませんが、お豆腐メンタルじゃ勝てないスポーツでした。

(とにかく誰でも遊べるんです!)

このスポーツの最大の魅力は、どんな場所でも、どの年代の方でも楽しめること。これに尽きます。

全国各地で行われている大会ではそれぞれのルール(レギュレーション)が設定されていますが、公園で遊ぶ分にはプレイヤーのさじ加減こそがルール。小さい子どもがいたら投げる距離を短くしても良し、車いすの方が投げても良し、時間がないなら30点先取で遊んだっていいんです!

(小学校で導入しても面白そう…。)

普及に向けて動く人たち

今回、なぜ「モルック」を取り上げるに至ったのか。その理由は、僕たち自身がモルックを普及したいからです。

長崎市企画財政部・都市経営室が主催するながさき若者会議に参加させていただいている僕は、その中で「多世代・国際交流」をテーマにしたチームに所属しています。

チーム分けの段階で既にモルックを持参していた僕たちは、これまで数回のワークショップの中で、特に多世代交流の促進が期待できるモルックの可能性について「モルック×○○」をテーマに探っていきました。

モルック×エモい、モルック×世界遺産、モルック×カレンダー、モルック×お寺……無数のアイデアが出ることに夢中になってしまい、他のチームが内容を固めていく中で「あの、正直今日は何も決まってないんですけど…」なんて一幕もありました。それはそれで、めちゃくちゃ楽しかったけど(笑)。

少子高齢化を楽しむ。

ないものや減っていくものを憂うことは簡単ですが、一見ネガティブでも見方次第ではポジティブに変換できることもあるはずです。そう願う僕たちは、「モルックと何かを繋げよう!」という考えを一度止めて、「まずはモルックを広めていこう!」という目的のために活動していきたいと思っています。

ながさき若者会議では、僕たちのチーム以外にも「芸術・文化」「居場所づくり」「情報発信」「教育」「自然体験・環境」といったチームに分かれていて、積極的にSNSを活用しているチームもあるので、ぜひ覗いてみてください!

(時間が合うたびにモルック!)

また、昨年10月に行われた「モルワングランプリ長崎県大会」では、長崎のアイドルユニットスマートオブジェクト.さんとも対戦。大会の模様ではありませんが、スマオブのYouTubeチャンネルでもモルックを紹介していただきました!

ちなみにスマオブのみなさん、モルックがとても楽しかったとのことで、現在もレッスンやレコーディングの合間にプレイしてくれているそう。再戦できる日がとっても楽しみです!

今後は新型コロナウイルスの感染状況を加味しながら、長崎県内での活動を継続していく予定です。

「プレイしてみたい!」と思った方は、ぜひモルック長崎へメッセージをください。これであなたも”好き”っとる!(次回の記事では自重します!)

(一緒にモルックで遊びましょう!)

ライター紹介

いま伝えたい、モルックの魅力。

ショートショート長崎/ながさき若者会議

長野 大生

長崎市出身のライター・編集者。2021年からは、長崎を舞台にした短編小説集を制作するプロジェクト「ショートショート長崎」の代表として、ショートショートの普及活動も行っています。