小さかった頃、お母さんが着けていたアクセサリーや、お父さんが持っていた時計なんかを自分もつけてみたくなる時期ってありましたよね。あの現象に名前をつけるなら何になるでしょうか笑
「一生のお願い!」と言うフレーズを何度も使って、親から無理に貸してもらったり、似たようなものを買ってもらったり。
使い出したら意外と飽きてしまって、また別のものに惹かれたり。
でも、不思議ですよね。大人になった今でも、装飾品を身につけるとオシャレ上級者になったような気分になるし、写真を撮ってInstagramのストーリーなんかに載せたくなってしまいませんか?
自分がいつもより、少しだけ輝いているような感覚に自然となっているような気がします。
さて、今回は「使いやすく、つける人を輝かせる」をコンセプトにハンドメイドアクセサリーを販売している、男子アクセサリー作家creoさんをご紹介いたします。
自分が作るアクセサリーは名脇役であって欲しいなって。
creoさんがアクセサリーの製作を始めたのは、約2年前。高校生の頃でした。
きっかけは特にあったわけではなく、ふと「作ろう!」と思い立ちました。
駄菓子屋さんに売っているような可愛らしい指輪やイヤリング。小さい頃、小さい頃、creoさんのお姉さんが持っていたそのアクセサリーを見て、よく憧れていたこともあったそうです。
作り手となった今、アクセサリーに込める想いを語ってくださいました。
creoさん「アクセサリーを身に着ける人を輝かせるたくて日々製作を行っています。アクセサリーには名脇役になってほしいんです。アクセサリーをつける人が主役で、その人が輝くために自分が作るアクセサリーは名脇役であって欲しいなって思います。」
「アクセサリーをつけた人に華やかさを加える」というよりも「つけた人の魅力を引き出し、より輝かせる」
自分の作品は名脇役。とても印象的な言葉でした。
製作と販売
アクセサリーの製作は自宅にあるアトリエで行っているcreoさん。アトリエも自分で一から作られたそうです。
アクセサリー作家としての活動は、ご両親からの応援があってこそ成り立っているとcreoさんは言います。
creoさん「両親ともに活動は応援してくれていて、父に関しては僕のことを普段から作家名で呼ぶこともあります。creoく~んって呼ばれるんです(笑)」
アクセサリーのデザインは製作している流れで思いつくこともあれば、少し考えたり、ノートにイメージを描きながら決めていくこともあります。
creoさんのノートを特別に見せてくださいました。
ネックレスや指輪、イヤリングなど、様々なアクセサリーのデザインが鉛筆で描かれています。デザインだけでなく、使う材料やcreoさんのイメージを表す言葉なども記されています。
作成するアクセサリーの材料は、一つ一つ直接見て、触って、質感を試しながら選ぶことを大事にしています。
creoさん「ボタンなんかは、浜の町にある手芸店をぐるぐる回って、おばあちゃんたちに混ざりながら探すことが多いです。歩いていてふと見つけた雑貨屋さんに立ち寄ったりもします。目で見て触って買いたいから、材料集めにはあまりネットを使ってないんです。」
完成した作品には名前をつけることも多いそうです。creoさんが一つ一つ心をこめて製作していることがとても伝わってきます。
creoさんが製作したアクセサリーは、長崎市内のお店やオンラインストアで購入することができます。
蛍茶屋電停から徒歩1分程の路地にある本屋さん。
creoさんは、ウニとスカッシュがオープンしたその日にお店に行きました。店主の方から「クリエイターさんを探している」という話を聞いて、自身の作家としての活動を伝えたそうです。丁度その日作品を持っていたため、開店初日から委託販売が決定しました。
※本屋ウニとスカッシュは、ナガサキエールまちブログコーナーの別記事でも紹介されています。→https://n-navi.pref.nagasaki.jp/nagasaki-yell/blog/detail.php?id=35
諫早市にある、年齢問わず、おしゃれやコーディネートのご相談をおしゃべりしながら楽しめるショップ。不定期でアンティークマーケットやワークショップを行っています。
委託販売は、上記2店舗。
オンラインショップでは、1,000円~3,000円のお手頃な価格でアクセサリーを購入することができます。それぞれ作品名も見ながらお買い物が楽しめるようなオンラインショップになっています。
アクセサリーに関わる時間、全部が大好きなんです
creoさん「パーツを探しに行くのも、デザインを考えるのも、実際に製作を行うのも、イベントに出店するのも、アクセサリーに関わるすべての時間が大好きなんです」
とても素敵な笑顔でそう語ってくださったcreoさん。現在は大学生として学業に励みながら、作家活動を並行して行なっています。これからは、作家としての活動の継続・アクセサリー関係の仕事への就職という夢を追いかけていきます。
今回は、男子アクセサリー作家のcreoさんをご紹介しました。
日頃から使いやすく、付ける人を輝かせるもの。
名脇役としてのアクセサリー。
ぜひ一度、creoさんの作品を委託先の店舗やイベントにて、手に取ってみてはいかがでしょうか。
私もりきちがナガサキエールにて更新する記事では、「暮らしと商い」をテーマに、長崎で働き暮らす方をご紹介していきます。様々な職種の方が長崎で商いを始めるに至った経緯や想い、また、長崎での暮らし方や関わり方をヒントに、読者の皆様が、長崎での働きと暮らしをより豊かにするきっかけにしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
次回もお楽しみに!
男子アクセサリー作家creoさん
日頃から使いやすく、付ける人を輝かせるものをコンセプトにアクセサリーを作っています。
委託先:ウニとスカッシュ / one more blue
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