インタビュー｜長崎の未来をつくる企業で働く人たち

離島（上五島）篇

島の人たちを笑顔にさせるため、自分のスキルを高めていきたい。

Hisato Sugiyama

杉山　寿斗

現場代理人補助

地元の高校を卒業後、島を離れ異業種の会社に入社。建設業への興味が高まり島に戻り、現場代理人補助として活躍している。

この業界に入ったきっかけは？

生まれ育った島に自分が貢献できる仕事が何かと考えたのがきっかけです。

生まれも育ちも上五島で、幼い頃から釣りなど海で遊ぶことも多く作業船を見るのが好きでした。高校を卒業して島を離れて佐世保の会社に就職しましたが、生まれ育った故郷に貢献・恩返しがしたいという思いがあり、今の会社に入社しました。
正直、入社する前は、３K「きつい」「汚い」「危険」のイメージがありましたが、実際はそうでもなく、現場では最新の機械や重機があって効率よく仕事ができていると感じました。

お仕事内容・必要なスキル・やりがいとは？

災害から守り、島民が安心して暮らすために、なくてはならない仕事です。

入社2年目の現在は、現場代理人補助を担当しています。具体的には、主に土木工事で測量の補助や安全管理のための書類作成をしています。
現場代理人補助としてPC操作（エクセル・ワード）が必要ですが、今後、現場代理人として活躍するためにはCAD（図面を作成するソフト）、測量の技術、工事現場が円滑に完了するための工程管理の能力を高める必要があります。また、最近では、ドローンの操作や測量のデジタル化など、 ICT技術を取り入れた現場が増えてきているので、それを活用できる能力も必要だと思います。
現在の業務では、道路や砂防ダム、防波堤、漁礁などの整備を通して、島民の暮らしを支えられることに喜びを感じます。完成するまでに時間がかかる土木工事ですが、完成した時には大きな感動があり、やりがいを感じる仕事です。また、地域住民とふれあう機会が多く、温かさを感じることができるのも、離島ならではのやりがいだと思います。

これまでの仕事で一番の思い出は？

一番の思い出は、入社して初めての現場です。災害復旧工事の現場で令和元年に大雨で土砂が崩れ、道路を土砂が塞いでしまい車が通れない状況でした。工事完了までに長い期間を要しましたが、近隣住民の方から感謝の言葉をいただき、地域に貢献できる仕事だと感じた現場でした。

これからの目標は？

今後は、現場代理人として様々な現場を経験したいと思っています。島が安全で快適な暮らしができるように知識や経験を重ね、1級土木施工管理技士の資格を取得したいと思っています。
また、坂本組には、クレーンが付いている船（起重機船）があり、海の工事「港湾工事」ができます。高波から港を守るため防波堤をつくるなど、港湾工事にも携われるように勉強していきたいと思っています。

思い出の現場

起重機船

社内の雰囲気は？

先輩のサポートのおかげで、仕事へのモチベーションが高まっています。

社内は、雰囲気が良く働きやすいです。業界歴が長いベテランが多いので、なんでも教えてくれる環境があり、細かく丁寧に教えてくれます。頼りになる先輩方ばかりです。入社からモチベーションを高め続けることができているのも、先輩のサポートのおかげです。自分からもっと積極的にコミュニケーションを図り、円滑に業務を実施できるようになりたいと思っています。

これからこの業界を目指す人へ

最初は不安もありましたが、上司からのきめ細やかなサポートや近隣住民からの温かい言葉があり、自己成長へつながっていると感じています。地域貢献できる仕事に興味がある方、少しでも建設業に興味がある方は、臆することなく、チャレンジして欲しいと思います。
特にゆったりとした時間が流れている上五島では、自然も豊かで、釣りやレジャーもでき、仕事以外のプライベートも楽しめます。若い力で長崎の未来をつくっていきましょう。

私の働く会社はこんな会社です！

港湾工事、土木工事を通して地域の環境作りに努めています。

様々な工事業務を通して夢ある街づくりに努める会社です。

地域貢献への活動として、親子で現場見学会を実施しています。

弊社は、昭和34年創業以来、新上五島町を本拠地として港湾土木や一般土木を中心として成長・発展を遂げてまいりました。これからも、様々な工事業務を通して、人と自然にやさしい思いやりのある地域の環境作りに努め、すぐれた技術を更に磨き、豊かな未来社会に託す、お客様の夢実現に力を注ぎ、皆さまに信頼されつづける企業を目指してまいります。