複数の工程を同時に加工できる工作機械、複合NC旋盤や各種精密機械などを用いて、半導体・液晶関連部品をはじめ産業用機械部品の製造を行っています。1980年の創業時から変わらないのは、時代の先を読み、果敢に挑戦する姿勢です。いち早くかじを切った半導体製造装置の部品製造で高精度・高精密加工技術を築き上げ、国内外に通用する競争力を高めてきました。設備投資を惜しまず、複合加工設備の保有台数は九州随一。昨年、新たにロボットを導入し、精密複合旋盤加工の分野で日本初の完全無人化工場を本格稼働させました。今後はロボットの台数を増やし、低コスト・短納期の生産体制を強化します。「前例がない」ことを恐れず、これからも地元・島原から日本をリードする企業であり続けます。

社会福祉事業に携わって115年。地域が求める福祉ニーズを把握し、福祉型障害児入所施設・障害者支援施設、高齢者施設、保育所、学童、児童養護施設など多種多様な27の事業を長崎・島原の２市と長与町で手掛け、全体で500人以上が働いています。一法人で福祉に関する多彩な支援をしている例は県内では珍しく、大きな強みです。建物の建て替えなども計画的に行い、利用者をはじめ、職員も過ごしやすい環境を整備。安全で安心に生活できる環境を提供し、自然と笑顔になれるよう寄り添う支援を目指しています。地域住民との交流を大切にしており、地元の夏祭りや運動会への参加、施設によっては災害時の避難所として開放し、地域とともに生きる「共生」を実践しています。

1957年の創業以来、「お客さまの困り事を解決する」「社会の役に立つ仕事をする」をモットーに掲げ、難しい相談や注文に対しても「どうすれば実現できるか」と常に前向きに臨んでいます。これまでに商船やフェリー、客船に装備する部品、鉄道車両の空調部品、水力発電所の冷却管など幅広い分野で社会を支える製品を手掛けており、取引先は県内外に広がっています。長崎大学工学部との取引も長く、試験装置や研究用の部品を製作しています。鉄製品だけでなく、より高い技術が必要なアルミ、銅など「非鉄」の加工も得意で、高品質なものづくりが脈々と受け継がれています。2019年に長崎市女の都から神ノ島工業団地へ工場・社屋を移転新築。働きやすさと生産性を向上させています。

1953年創業の岩藤清掃は、公共工事や事業所の一般・産業廃棄物収集、コンサルタントを軸に、社会インフラである上下水道管の敷設や修繕、ビル清掃などさまざまな環境配慮型の事業を展開。県内・九州各県はもとより、近年では首都圏での需要もあり営業エリアは全国に広がっています。現場で汚泥を水と固形物に分離できる車両や、上下水道管内の調査カメラを搭載した特殊車両を含め約40台を保有。特に特殊車両は近年、災害の初期復旧時における行政からのニーズが高まっており、大雨や地震災害が相次いだ広島や熊本、佐賀各県での復旧支援やインフラ整備などで活躍しました。「何かあったら岩藤清掃にお願いしたい」－。人々の生活を支える必要不可欠な企業として常に設備、知識・技術を磨いています。